焼岳 雪山 百名山 温泉宿前泊登山
2016年の一発目。
雪山登山で初心者でも大丈夫そうな「焼岳」に行ってきました。
上高地ルートは登ったことあるけど中の湯ルートは初めて。
事前に情報を集めての挑戦になります。
今回は単独行。
1月9日(土)
12:00 JR新宿駅
スーパーあずさ15号に乗って終点までの楽々移動。
14:45 松本駅
ここから中の湯温泉の送迎バスに乗って宿まで移動。
路線バスだと2,200円もするのでありがたい(´ω`)
送迎は14:45発なので、14:30に到着するスーパーあずさ15号が接続良し。
16:10 中の湯温泉
本日泊まるのは焼岳の中の湯ルートのスタート地点でもある「中の湯温泉」
日本秘湯を守る会にも所属してる宿で期待が持てる。
1月10日(日)
07:20 中の湯温泉出発
ルートは宿の後ろにあって、そこから林道に向かう
林道に到着
地図上だとここからさらにショートカットできるんだけど、
気付かずそのまま林道を歩いた。
07:40 中の湯登山口
トレースはあるものの、今日歩いてそうな跡がない。
先頭切っちゃったか?
樹林帯はトレースが残っててわかりやすかった。
トレースなくてもテープがあちこちにあるので迷う事なく歩けそう。
気を抜くとひざ上あたりまで埋まる
わかんとアイゼンは広場まで要らんかな~と付けていない。
雪のピーク時は笹まで埋まるんだろうか
1900mあたりまで上ると雪にはまりやすくなって歩きにくい
途中で単独登山男子に抜かれた。
10:00 広場
焼岳が目前に見えてテンション上がる(´ω`)
広場より先は雪が深くなって結構な確率で埋まった。
わかんを付ければ良かったんだけど、どこまで行けるか試したくなる。
トレースがなくなってて先頭歩いてる人の跡だけが頼り。
気を抜くと腰あたりまで埋まるので注意して歩く
先頭の方がたまに立ち止まっては「こっちかな~?」と相談して進む。
先頭を交代した方がいいかなと思ったものの、ペース早くて追いつけん。
最終的に最後までトレースのお世話になってもうた(‘ω’`)
山頂まですぐそこって感じだけど、歩いてみるとなかなか近づかない。
わかんなしだとしんどいねぇ。
えっちら上ってたら後からきた単独登山の男性1人、4人グループに抜かれる。
皆んなスノーシューで上ってたけど、ホントに沈まねぇんだな。
少し休憩。
風を凌げる場所がないので、あまり長くは止まれない。
13:00 山頂鞍部の分岐点
写真の奥が南峰へのルートになってる。
ただし、南峰は立入禁止。
北報はこちら
先に到着した方が山頂へトライしようとしたところ、
ルートが不明瞭になってて厳しいとの事。
それを聞いたグループの人らはここをゴールとして下りていった。
俺はどこまで行けるか見ておきたい旨を伝えると、
それじゃもう一度トライしましょうかね~って単独2名の方らが先に進む。
アイゼンの準備してたら履いてるうちに戻ってきた。
マークは見つかったものの、マークからマークへのルート上に雪があり、
その雪も中は空洞になってるので乗る事ができない。
スコップでラッセルしていけば何とかなるかもだけど、滑落が怖い。
今日はここまでかなーと言い残して2名とも下山していった。
さすがにこの状況で俺だけ山頂を目指すのは無謀なので下山決定。
吹雪いてきてるし山頂に辿り着いたとしても何も見えそうにないしねw
13:20 下山開始
スノーシュー軍団のお陰で帰りはあまりツボ足にならずにすんだ。
とはいえ、どんどん雪が降ってきてトレース自体が消えてきてるので急ぐ必要ある。
※先頭を歩いた人に下山後に聞いたら、最初の方のトレースは消えてたそうな。
尻セードで下りたいんだけど、雪がフカフカ過ぎて沈みそうなんだよね。
雪歩とかまくら
正確には雪洞なんだけどねw
雪だるま作ろうにもスノパウダー過ぎてまとまらず。
かまくらも然りで掘るしかなかった。
まぁ掘るのが得意な子なのでこれはこれでアリかな(^ω^)
広場まで下りたのでちょっとだけ遊ぶ。
樹林帯は道に迷うことはなかったけど、
風が吹いた時に上から塊が落ちてきて危ないねw
一回頭に食らってしまって痛かった
15:45 焼岳登山口
ショートカットへの足あとがなくみんな林道を下りていった模様
結構斜面があるし冬は利用しないのかもね
16:00 下山完了
丁度、本日の宿泊者が到着したようでロビーは混雑してた。
ザックやアイゼンが雪まみれだったので落として入館。
焼岳の中の湯ルートは登山口入ってすぐに急斜面があるのと、
広場から先のところが森林限界を突破してて吹雪くと辛いかな。
インナー手袋の上からグローブ履いたけど指先が冷たく固まってしまった。
ペットボトルも飲み口部分だけでなく中身の半分くらいが氷になってた。
全体としては歩きやすいルートでした。
広場の先のトレースがなくなったところを、単独で歩けたかっていうとちと疑わしいな。
先頭を歩いてくれた男性に感謝。
ちなみにその方とは風呂場で会い、食事が隣で、翌日もバスが来るまで一緒だった。
なにこのフラグ(´ω`)
今回は山頂に辿りつけなかったので、雪が残ってるうちにまた挑戦したい。
■中の湯温泉
入浴料:700円
冬季では日帰りは難しいので前泊か2泊が推奨される。
温泉宿としてのレベルは高くて、従業員の方々の対応もグッドだった。
食事もボリュームあって美味しく、さくさく出してくれるので早食いだからありがたい。
朝にでてくる朴葉みそ焼きが、これで焼きおにぎりにしたいくらい香ばしくてうまい。
朝飯が全体的にご飯に合いすぎて朝から食べ過ぎてしまう( * ´ω` * )
登山する場合は朝立ちおにぎりに変更することも可。
温泉は露天風呂が少しヌルい。外気温が寒いから仕方ないっちゃ仕方ない。
内湯は温かいのでこちらで十分身体を温めよう。
■穂高神社
去年の夏にも参拝した神社。
奥宮が日本アルプスの総鎮守であり、主祭神のひとつが「ワタツミ神」。
ハンドルネームに「わだつみ」の名を借りて、登山してる俺にはうってつけの神社。
今年一年の登山が楽しく無事であることを祈る。
御朱印
今回のは可愛らしい文字だ。前回のはコチラ
■麺元 田舎家
穂高駅の近く、穂高神社の向かい側にあるそば屋。
古民家を利用してる店で雰囲気からしてグッド。
蕎麦はコシがあり透明な味でうまい。いくらでも食えそう。
観光地なのに店員さんらの対応も良くて一人でも居心地良かった。
■駅弁@あきたこまち釜めし
釜飯っぽくはない。
真ん中にあるハタハタの甘露煮がうまし。
■駅弁@山賊焼き弁当
唐揚げが思いの外さくさくしててうまい。
鳥を揚げる→取り上げる→山賊。
ダジャレかよ(‘ω’`)
2016年1月10日(日) 雪
場所 | 予定時刻 | 実際時刻 |
---|---|---|
中の湯温泉 | 07:20 | 07:20 |
登山口 | 07:42 | 07:40 |
広場 | 09:42 | 10:00 |
山頂分岐点 | 12:12 | 13:00 |
広場 | 13:57 | 14:45 |
登山口 | 15:12 | 15:45 |
中の湯温泉 | 15:27 | 16:00 |
※雪山につき夏山コースタイムの1.5倍で設定