蝶ヶ岳~常念岳縦走 百名山 テント1泊登山
■2015年8月01日(土)~8月02日(日)
夏といえば上高地。
標高1500mに位置して8月の平均温度は20度以下。
暑い東京からおさらばして涼やかな週末を過ごしたい(´ω`)
「上高地」は「神垣内」。
穂高神社の祭神である「穂高見命」が祀られている事に由来する。
穂高岳(いくつかの山の総称)はまだそのレベルに達してないので今回は別の山。
「蝶ヶ岳」「常念岳」に登ってきました。
今回はパーティー予定だったけど、まさかの全員キャンセルによりソロ登山。
テント担いで北アルプスを目指します。
7月31日(金)
22:30 新宿西口バスターミナル
上高地行きはグリーンカーを含め5台が運行。
単純に言っても200人弱が上高地を目指すので混み混みが予想される。
バスは最後列がキャンセルで空いたのでそこに滑り込んだ。
隣にも誰も座らず4列シートながら快適な眠りとなる( ˘ω˘ ) スヤァ…
8月1日(土)
06:00 上高地バスターミナル
ここに来たのは二度目。
去年は雨の中の焼岳登山でかなりきつかった思い出。
今回は雲ひとつない快晴で迎えられ幸先の良いスタート。
06:15 登山開始
まずは徳沢を目指して出発。
徳沢まではアップダウンのない平坦なハイキング道を歩く。
06:25 河童橋
先を急ぐ場合は渡らずに道なりに進めば良い。
今回は明神池にある穂高神社奥宮をお参りしたいので渡る。
07:25 穂高神社奥宮
写真撮り忘れたけど明神岳・明神池を背にして小さめの祠が鎮座する。
祭神は穂高見命で日本アルプスの総鎮守、海陸交通守護の神。
今回の登山の安全祈願と挨拶を済ます。
穂高神社奥宮の御朱印。
御朱印帳を忘れてきたので御朱印帳も頂いた。
08:40 徳沢
ようやく登山口に到着。
かなりの登山者で賑わっててこりゃ渋滞かな~と心配になる。
まぁ実際は長塀尾根に向かう登山者はあまりいなかった。
コース決めてる時から知ってたけど実際歩くとかなりキツイ坂が続く。
樹林帯だから蒸し暑いし体力を減らされる。
登っては休みを繰り返す。
展望もないからとにかく上へ上へ目指す。
12:30 長塀山(2565m)
展望は全くない。
ここまでくれば蝶ヶ岳まであと一時間。気力を振り絞り上る。
13:05 妖精の池
やたらメルヘンチックな名前の池に到着。
周りに花畑がありそこら辺から付いた名前なのかねぇ。
蝶ヶ岳の山頂が見えてきた!
ようやく景色が開けて苦労が報われる。
蝶ヶ岳ヒュッテも見えてきた(´ω`)
既に結構なテントが張られてる。
場所がなくなる前に設営準備せねば…
13:30 蝶ヶ岳ヒュッテ
山頂をスルーしてまずはテント受付へ。
一張700円でトイレ代含み。
少し傾斜があるけど悪くない立地にてテントを張る。
本日の夕飯。
レンチンするカレーメシはお湯を入れて15分待っても出来上がる。
容器がかさばるけど美味しいので重宝する。
蝶ヶ岳ヒュッテの水は1L200円。
上高地から蝶ヶ岳のルートは徳沢園までは楽だけどその先がキツイね。
2162m地点までの急坂が足に相当な負担がかかる。
樹林帯で景色も見れないからとにかく先へ先へ歩くしかない。
予定してない休憩を何度も取るハメになってかなりの苦行でした。
疲れたので18時過ぎには( ˘ω˘ ) スヤァ…
8月2日(日)
朝食作るのが面倒だったんで山荘で買ったパンとチョコレートで済ます。
テントを撤収して常念岳に向かう準備をする。
06:15 蝶ヶ岳ヒュッテ出発
常念岳から小屋を経て一ノ沢に下りる予定。
穂高神社に御朱印を頂きたいのでなるべく早めに下山したい。
06:35 分岐点
横尾ルートって高低図でみるとすごい急なんだけど難易度的にどうなんだろ。
蝶ヶ岳から常念岳は樹林帯を抜けてから岩稜帯を通るコース。
岩稜帯が苦手なので樹林帯である程度時間を稼ぎたい。
06:45 蝶槍
途中に旧蝶ヶ岳山頂の三角点があるはずなんだけど見落とした。
08:20 2512m地点
草地を抜けていよいよ岩稜帯
ここからのコースタイム一時間になってるけどムリだろ…
10:10 常念岳山頂(2857m)
ようやく着いた:(;゙゚’ω゚’):
蝶ヶ岳から常念岳のルートは2512m地点までは難なく歩ける。
そこから先の岩稜帯が浮き石に注意しつつ神経使って疲れる。
晴れてると槍穂高を見ながら歩けるんでまだマシなんだけど
これで雨やら曇ってたらめげそう(^ω^)
槍ヶ岳から穂高岳の山容は惚れ惚れしますなぁ。
いつかこのルートを縦走してやりたい。
10:40 出発
常念小屋に向けて下山開始。
ちなみに持ってた水はここで切れた。
昼飯も食べたいので逸る気持ちを抑えつつ慎重に歩く
常念小屋が見えてきた
早く行きたいんだけどゴロゴロ石があるのでゆっくり歩く
11:40 常念小屋
広場から奥まった所に小屋が建ってる。
テントは小屋から少し離れた広場にあり、柵で囲ってある場所に張れる。
テント用のトイレはイベント会場に置かれるような簡易トイレが置いてある。
外来者もこちらを使うようになっていて1回100円。
小屋泊の人は小屋内にあるトイレが使える模様。
常念うどん
重めの食事はムリそうだったのでうどんを頂く。
飲み物(バヤリースオレンジ)と水も調達。
水は1L200円で500mlのペットボトルになら100円でOK。
12:15 下山開始
昼飯食べて元気も回復したので後は帰るだけ。
穂高神社と温泉目指して下山する。
↓
↓
↓
12:55 最終水場
3つのベンチを越えると最終水場に到着。
ペットボトルに詰めて顔も洗う。
冷たくて気持ち良い(´ω`)
ここからは沢を何度か渡りつつ沿って歩くので涼やか。
沢から離れると蒸すけど途中途中でリフレッシュできるので気分的には楽になった
滑落注意
下山時の疲れてる時こそこういう道で油断しないようにせねば
13:10 胸突八丁(2090m)
沢の前にあって気持ち良い。
14:00 烏帽子沢(1750m)
丸太橋もあって沢っぽいんだけど涸れてる?
14:20 王滝ベンチ
山と高原の地図だと王滝だけど看板には大滝ってなってた。
ここでも水が汲めそうな沢がある。
15:00 山ノ神(1480m)
ここまでくればゴールまであと少し。
挨拶だけして先に進む。
15:10 一ノ沢登山口
無事下山。
一ノ沢コースは沢渡りも沢山あって楽しいね。
危ない箇所もないし途中にベンチもあるんで休みながら歩けますな。
暑い日でも沢で顔洗ったりしながら行けるのでオススメ。
ただし場所によっては流れが早かったりするんで川に落ちないよう注意。
約9時間近く歩いたのに爽やかに下りれた(´ω`)
ちなみにここから日帰り温泉施設まで歩いていく予定。
…だったんだけどそれだと穂高神社の御朱印受付時間には間に合わない。
どうすっかなーってところにタクシーが止まってた。
さすがに空車ではないものの、会社に連絡して配車して貰った。
※auはこの辺だと圏外
20分くらい待ってタクシーに乗り込み無事穂高駅に到着。
ロッカーに荷物ぶち込んで穂高神社にお参りに行く。
穂高神社
祭神:穂高見命、綿津見命、瓊々杵命
主祭神はワタツミの子であり地祇氏族の祖とされる。
海のない長野県に海の神様が祀られてるのは九州発祥の安曇族が移り住んだ為。
ゆっくり見て回りたかったんだけど祭りで人が溢れててムリだったw
腹が減ったので鳥居の隣にある「とりい」でそばを食べる。
おろしそば
そばと大根おろしの組み合わせは最強っすな。
ここの蕎麦は歯ごたえ?コシがあって美味しかった。
場所 | 予定時刻 | 実際時刻 |
---|---|---|
上高地バスターミナル | 06:15 | 06:15 |
河童橋 | 06:25 | |
穂高神社奥宮 | 07:20 | 07:25 |
明神館 | 07:30 | 07:50 |
徳沢 | 08:30 | 08:40 |
長塀山 | 12:10 | 12:30 |
妖精ノ池 | 12:55 | 13:05 |
蝶ヶ岳ヒュッテ | 13:10 | 13:30 |
場所 | 予定時刻 | 実際時刻 |
---|---|---|
蝶ヶ岳ヒュッテ | 06:15 | 06:15 |
横尾分岐点 | 06:45 | 06:35 |
蝶槍 | 07:10 | 06:45 |
2592m地点 | 08:20 | 07:45 |
2512m地点 | 09:40 | 08:20 |
常念岳 | 10:40 | 10:10 |
常念小屋 | 11:25 | 11:40 |
☆昼食休憩 | ||
常念小屋 | 12:00 | 12:15 |
最終水場 | 12:40 | 12:55 |
胸突八丁 | 13:00 | 13:10 |
笹原沢 | 13:35 | |
烏帽子沢 | 14:00 | |
王滝ベンチ | 14:20 | 14:20 |
古池 | 14:50 | |
山ノ神 | 15:00 | |
一ノ沢登山口 | 15:10 | 15:10 |
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